サステナビリティ
2025.12.22

大阪で「ひじき」の食育授業を実施 ~離島・地方創生プロジェクトも紹介~

株式会社日本アクセス(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 社長執行役員CEO:服部 真也、以下「当社」)は、食に携わる企業として地域貢献や次世代育成を目的に、小学校での授業や料理教室を通じて食育活動を推進しています。
11月11日(火)、大阪府高槻市の川西小学校で小学5年生の2クラス計約40人に乾物を使った授業を実施しました。今年度は東北・関東・中部・近畿・中四国・九州の全国6エリアでの食育授業の実施を予定しています。
 

 
『AK研』会員メーカー様による授業を実施

小学校高学年を対象にAK研(アクセス乾物乾麺市場開発研究会)※¹会員メーカー様を講師に迎え、授業を行いました。今回講師を務めるAK研会員メーカー様が当社の主導するプロジェクト「朝食向上委員会(仮)※²」にも参画いただいていることもあり、授業の中で取り扱う食材を使用した朝食での食べ方提案や商品の紹介など、ご家庭に帰ってからも楽しめる授業展開となっています。


※¹ アクセス乾物乾麺市場開発研究会(AK研)
当社のマーチャンダイジング・ロジスティクス・マーケティング機能や全国各地のメーカー様・生産者様、お得意先様とのつながりを活用することで、日本の乾物乾麺市場発展に寄与するとともに日本の食文化を守り、継承しています。現在、乾物乾麺メーカー161社が加盟。(2025年7月時点)


※² 朝食向上委員会(仮)
「朝食向上委員会(仮)」は、当社が主導する朝食欠食率改善プロジェクトで現在100社以上(2025年7月時点)の企業様に賛同いただき取り組みを進めています。カテゴリや温度帯を問わない食材トータルのご提案を展開することで、メーカー様、小売業様と一体となって課題に取り組みます。そして、民間企業のみならず行政とも連携し、本プロジェクトを展開していきます。「朝食」という一過性ではないテーマにおいて、継続的なご提案と消費機会の創出を図ります。


 

■高槻市立川西小学校での食育授業
◆磯焼けと離島・地方創生プロジェクトの取り組みも紹介、食べ比べにも挑戦

授業では、授業では、ひじきの産地の一つである三重県伊勢市で製造加工をおこなう北村物産株式会社様を講師に迎え、「ひじき」をテーマに前半は「ひじき」の歴史や種類、栄養素、製造工程などを学びました。ひじきを使った朝ごはんのメニューとして煮物や酢の物、卵焼き、白和えといった和風なものからサラダやスープなどの洋風にもあうメニューを紹介しました。

また、温暖化や魚による食害などにより海中に海藻がなくなってしまう「磯焼け」についても説明し、長崎県五島市福江島で磯焼けにより一度絶滅してしまったひじきを復活させた活動を紹介。そのひじきを同社が商品化し当社が販売した取り組み(離島・地方創生プロジェクト)にも触れ、SDGsに繋がるお話をしました。

後半は同社の高級伊勢志摩産を含めたひじきの産地や等級の異なるひじき3種の食べ比べを行いました。産地による違いや実の詰まり方による食感の違いなどを自分たちの好みや高級品がどれなのかを考えながら食べ比べを進めていました。
 

 
 



参加児童からは、「ひじきは味がなくて地味だと思っていたけれど、他の野菜などから旨味を吸収して美味しくなると知ってすごいと思う。」「ひじきのことを知ってひじきが好きになった」「給食以外でも食べようと思った」などの感想が寄せられました。
 

日本アクセスの食育活動

当社は食品総合卸企業として、地域貢献や次世代育成を目的に小学校での授業や料理教室を通じて食育活動を推進しています。2014年より流通の過程から食を学ぶ小学生への社会科見学を行ってきました。また、食文化を身近に感じてほしいことから、2014年より料理教室、2018年から乾物を使った食育授業を開始。小学校高学年を対象に、日本の伝統食材である乾物を使った食育授業を実施しています。
食育授業においてはAK研と連携し、AK研の会員メーカー様ご協力のもと、授業で使用する乾物の食材提供や授業の講師としてご登壇いただくなど、業界一体となって取り組んでいます。
2021年までは東京都内の小学校を対象に開催していましたが、2022年度は大阪府内でも実施。さらに、2023年度は当社の設立 30周年を記念して、はじめて全国5エリアで実施しました。2024年度は規模を拡大し、全国5エリア8校で実施。2025年度は全国6エリアで実施予定です。また今年度は、講師を務めるAK研会員メーカー様が当社の主導するプロジェクト「朝食向上委員会(仮)」にも参画いただいていることもあり、授業の中で取り扱う食材を使用した朝食での食べ方提案や商品の紹介など、ご家庭に帰ってからも楽しめる展開を予定しています。


■持続可能な社会を目指したサステナビリティ活動
当社は、食に携わる企業として、「心に届く、美味しさを “まもる・つなぐ・つくる” ことを通じて、働きがいを高め、個々の力を結集することで、人と食の未来への架け橋となる」ことを企業理念 に掲げ、本業を通じた、食品ロス削減への取り組みやCO2排出削減への取り組み、社会貢献などのサステナビリティ活動を推進しています。
小学生を対象とした食育授業も、当社の強みでもある「乾物」をテーマに毎年継続して行っている社会貢献活動の一つです。食育授業を通じて、次代を担う子どもたちに「食」の楽しさや大切さ、日本の伝統食材である「乾物」を知ってもらうこと、将来に向けてエシカル消費の担い手になってもらいたいとの思いから授業を行っています。これからも当社は、持続可能な社会の実現を目指してサステナビリティ活動を推進してまいります。

 



【参考】
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・20250929_2025年度の乾物を使った食育授業は東京からスタート!「AK研」会員メーカー様と食の伝統を発信~2025年度は全国6エリアで実施予定~
・20251010_乾物を使った食育授業を名古屋で実施 「AK研」会員メーカー様と食の伝統を発信


▼当社の食育授業に関連するサイト
当社コーポレートサイト:「コラボレーション」ページ内
・品川区立大井第一小学校×日本アクセス「乾物の食育を通じて子どもたちに伝えたいこと」