フローズンマザー物流センター
当社マザーセンター経由で、工場から当社物流センターまで積み替え作業を行うことなく流通が可能。
パレット納品の荷下ろし時間は平均30分程度で、作業生産性は3倍以上に改善された(関東フローズンマザー物流センター実績)
フローズン業界の課題解決に向けて
フローズン業界が抱えるドライバー不足や高齢化、長時間待機問題といった課題を解決し、大幅な効率化を図るべく当社が取り組んでいるのが「フローズンマザー物流センター」の取り組みです。
解決の鍵は「パレチゼーション」。品物をパレット(荷台)に乗せ、そのまま荷役・輸送・保管といった物流業務を行うことで、物流の合理化・効率化につながる手法として一般的ですが、フローズン業界では他の温度帯と比べて遅れていました。メーカーサイドではサイズの異なるパレットが混在していたり、作業効率よりも積載効率を重視するなどの理由からパレットの導入が進まず、そのたびに手積み・荷下ろし作業が発生。また、一部の古い卸センターではドック開口部が狭く、フォークリフトによるパレットハンドリングができないといった問題もありました。
関東に続き近畿エリアへ展開、そして全国へ
これらを踏まえパレチゼーションを進める拠点として2020年11月のプレ稼働を経て2022年1月に本稼働を開始した関東フローズンマザー物流センターに続き、2021年6月に当社の広島低温物流センター内へ中四国フローズンマザー物流センター、2023年3月には大阪市此花区に近畿フローズンマザー物流センターを稼働。パレットごとに商品をデータと紐づけ、バーコードにより一括検品・一括計上を行える「SCMラベル」などの仕組みも導入し、業界をあげた改善を推し進めています。第8次中期経営計画中に、残る中部エリア、東北エリア、九州エリアの順で全国6エリアへの展開を目標に計画進行中。これらをプラットフォームとしたフローズン業界全体での一貫パレチゼーションを実現させていく計画です。