2025年度の乾物を使った食育授業は東京からスタート!「AK研」会員メーカー様と食の伝統を発信~2025年度は全国6エリアで実施予定~
株式会社日本アクセス(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 社長執行役員CEO:服部 真也、以下「当社」)は、食に携わる企業として地域貢献や次世代育成を目的に、小学校での授業や料理教室を通じて食育活動を推進しています。
9月8日、9日の2日間、品川区立大井第一小学校で、小学6年生の4クラス計約130人に乾物を使った食育授業を実施しました。同校を皮切りに、今年度は東北・関東・中部・近畿・中四国・九州の全国6エリアでの食育授業の実施を予定しています。


『AK研』会員メーカー様による授業を実施
小学校高学年を対象にAK研(アクセス乾物乾麺市場開発研究会)※¹会員メーカー様を講師に迎え、授業を行いました。今回講師を務めるAK研会員メーカー様が当社の主導するプロジェクト「朝食向上委員会(仮)※²」にも参画いただいていることもあり、授業の中で取り扱った食材を使用した朝食での食べ方提案や商品の紹介など、ご家庭に帰ってからも楽しめる授業展開となっています。
※¹ アクセス乾物乾麺市場開発研究会(AK研)
当社のマーチャンダイジング・ロジスティクス・マーケティング機能や全国各地のメーカー・生産者様、お得意先様とのつながりを活用することで、日本の乾物乾麺市場発展に寄与するとともに日本の食文化を守り、継承しています。現在、乾物乾麺メーカー160社が加盟。(2025年3月時点)
※² 朝食向上委員会(仮)
「朝食向上委員会(仮)」は、当社が主導する朝食欠食率改善プロジェクトで現在100社以上(2025年7月時点)の企業様に賛同いただき取り組みを進めています。カテゴリや温度帯を問わない食材トータルのご提案を展開することで、メーカー様、小売業様と一体となって課題に取り組みます。そして、民間企業のみならず行政とも連携し、本プロジェクトを展開していきます。「朝食」という一過性ではないテーマにおいて、継続的なご提案と消費機会の創出を図ります。
■品川区立大井第一小学校での食育授業
今年開校150周年を迎えた大井第一小学校では、「まかせてね今日の食事」という授業単元の中で本授業を組み込んでいただきました。本授業内ではお祝い料理の紹介や活用方法なども盛り込み、生徒たちが考える献立のヒントとなる食材をテーマに授業内容を少しアレンジして実施しました。
◆昆布の特徴を学び、出し汁の飲み比べを通して旨味成分の相乗効果を体験
1時間目は、昆布・わかめ・海藻加工品の販売をする株式会社東昆様を講師に迎え、「昆布」をテーマに前半はクイズ仕立てで昆布の基本知識について学び、後半は「昆布だし」「かつおだし」「昆布とかつおだし」の飲み比べを行い、学習した旨味成分の相乗効果を実際に舌で体験。同社の「塩こんぶ」「おしゃぶり昆布」「がごめ入りとろろ昆布」を試食し、食べ比べをしながら学びました。
◆白玉粉の製造方法を学び、失敗しない“白玉づくりのコツ”を実演を通して学ぶ
2時間目は、「玉三」のブランドで白玉粉・きな粉・上新粉・だんご粉・あんなどを製造販売する川光商事株式会社様を講師に迎え、「白玉粉」をテーマに前半は「白玉」の歴史と「白玉粉」ができるまでの製造方法を学び、後半は「白玉づくりのコツ」を講師と代表児童の実演を通して学びました。また、同社の豊富な白玉粉を使用したレシピ紹介ではお祝いメニューとして華やかでカラフルな白玉や腹持ちの良さをいかした朝食メニューを紹介し献立のヒントを提供しました。
日本アクセスの食育活動
当社は食品総合卸企業として、地域貢献や次世代育成を目的に小学校での授業や料理教室を通じて食育活動を推進しています。2014年より流通の過程から食を学ぶ小学生への社会科見学を行ってきました。また、食文化を身近に感じてほしいことから、2014年より料理教室、2018年から乾物を使った食育授業を開始。小学校高学年を対象に、日本の伝統食材である乾物を使った食育授業を実施しています。
食育授業においてはAK研と連携し、AK研の会員メーカー様ご協力のもと、授業で使用する乾物の食材提供や授業の講師としてご登壇いただくなど、業界一体となって取り組んでいます。
2021年までは東京都内の小学校を対象に開催していましたが、2022年度は大阪府内でも実施。さらに、2023年度は当社の設立 30周年を記念して、はじめて全国5エリアで実施しました。2024年度は規模を拡大し、全国5エリア8校で実施。2025年度は全国6エリアで実施予定です。また今年度は、講師を務めるAK研会員メーカー様が当社の主導するプロジェクト「朝食向上委員会(仮)」にも参画いただいていることもあり、授業の中で取り扱った食材を使用した朝食での食べ方提案や商品の紹介など、ご家庭に帰ってからも楽しめる展開を予定しています。
■持続可能な社会を目指したサステナビリティ活動
当社は、食に携わる企業として、「心に届く、美味しさを “まもる・つなぐ・つくる” ことを通じて、働きがいを高め、個々の力を結集することで、人と食の未来への架け橋となる」ことを企業理念 に掲げ、本業を通じた、食品ロス削減への取り組みやCO2排出削減への取り組み、社会貢献などのサステナビリティ活動を推進しています。
小学生を対象とした食育授業も、当社の強みでもある「乾物」をテーマに毎年継続して行っている社会貢献活動の一つです。食育授業を通じて、次代を担う子どもたちに「食」の楽しさや大切さ、日本の伝統食材である「乾物」を知ってもらうこと、将来に向けてエシカル消費の担い手になってもらいたいとの思いから授業を行っています。これからも当社は、持続可能な社会の実現を目指してサステナビリティ活動を推進してまいります。
【参考】
▼当社の食育授業に関連するサイト
当社コーポレートサイト:「コラボレーション」ページ内
・品川区立大井第一小学校×日本アクセス「乾物の食育を通じて子どもたちに伝えたいこと」