第15回取引先様向け食品安全勉強会をオンラインで開催
株式会社日本アクセス(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 社長執行役員 CEO:服部 真也、以下「当社」)は、2024年10月中旬から11月末にかけて取引先メーカー様を中心に、食品安全啓蒙活動の一環として「第15回取引先様向け食品安全勉強会」の動画配信を実施いたします。2名の講師をお招きし、2つのテーマ――「食品表示の基準改正と最新情報」「食品自主回収実施時の課題と近年の回収事案について」についてそれぞれご講演いただきました。
テーマ1 食品表示の基準改正と最新情報
~アレルゲン、機能性表示食品制度の改正、食品表示懇談会関連、食品ロス削減施策など~
2024年3月、消費者庁は「食品表示基準について」の一部改正を発表され、特定原材料に準ずるものとしてマカダミアナッツが追加、マツタケが削除されました。食品関連事業者においては可能な限り速やかに表示の見直しをすることとされています。アレルゲンの表示対象品目が見直されることになった背景や今後の動向をわかりやすく解説いただきました。また、サプリメントの健康被害を受けて、厚生労働省では機能性表示食品制度や健康被害情報収集制度の見直しが行われ、9月1日には食品表示基準・食品衛生法施行規則が改正されました。さらに、2023年に開催された食品表示懇談会では食品表示のグローバル対応が取り上げられ、個別品目ルールの見直しや日本版「包装前面栄養表示(FOPNL)」が検討されています。今回の講義ではこれらの最新情報もあわせてご説明いただきました。
●講師プロフィール
一般社団法人 Food Communication Compass 代表
消費生活コンサルタント
森田 満樹 様
1985年九州大学農学部卒業。食品安全、食品表示、消費者関連について、消費生活センターなどで講演・執筆活動を行っている。消費者庁・食品表示懇談会委員、コーデックス連絡協議会委員など。消費者団体である(一社)Food Communication Compass(科学的根拠に基づく食情報をウェブサイトで情報発信)を運営。
テーマ2 食品自主回収実施時の課題と近年の回収事案について
近年、増加傾向にある食品の自主回収。回収時の消費者の反響も以前と比べ大きくなっています。回収の実施方法を誤ると消費者からの信用を失い、企業経営に影響を与えてしまう可能性があるため、自主回収を早期に収束させる必要があります。
ヤマト運輸株式会社では、全国の輸配送ネットワークを活かした「リコール・自主回収サポート」のサービスを提供しています。近年の食品自主回収の動向や食品の自主回収を実施しなければならなくなった際に、発生する課題とその解決策について解説いただきました。
●講師プロフィール
ヤマト運輸株式会社
東京ロジスティクス法人営業支店
フィールドセールスエグゼクティブ ジュニアエキスパート
田中 悠也 様
2015年ヤマトグループ入社。過去10年間にわたり、食品・日用品を中心にリコール自主回収サポートを多数実施した経験をもち、現在に至る。これまでに食品事業者向けセミナーを複数回開催し、講師として発表も行う。
<実施概要>
開催名 :第15回取引先様向け食品安全勉強会
開催方式 :各60分の動画配信(無料)
視聴期間 :10月中旬~11月末
対象者 :取引先様(食品安全にかかわるあらゆる実務担当者、食品安全に関心をお持ちの方)
前年度参加者:202社451名